リバース・カレンダー・スプレッド

カレンダー・スプレッドとは反対で、同市場、同権利行使価格のオプションで期近限月のオプションを買うのと同時に、期先限月のオプションを売るという戦略がリバース・カレンダー・スプレッドです。
単純な売りポジションと比べて、買いポジションによりリスクヘッジされること、またポジションをたてるときの証拠金が少ない、などの優位性があります。

仕掛けるタイミング
リバース・カレンダー・スプレッドは、インプライド・ボラティリティが相対的に高水準にあり、かつ将来的に下落することを想定して仕掛けるポジションです。
IVが下落すると、期近のプレミアムよりも期先のプレミアムのほうが大きく下がる傾向があります。
つまり、買ったプレミアムよりも売ったプレミアムのほうが大きく剥げることによって利益が得られるということです。

 たとえば――
S&P500 先物9月限の価格1320.50のとき。8月限のOTMのコールのボラティリティは19.2%で低下傾向にある。
そこで以下のリバース・カレンダー・スプレッドのポジションをとることにした。

 権利行使価格 1450 -コール7月限 買い プレミアム1.75
 権利行使価格 1450 -コール8月限 売り プレミアム8.10

2週間後、先物価格は1329とやや上昇したものの、ボラティリティは15%台にまで下落。プレミアムは次のように変わった。

 権利行使価格 1450 -コール7月限 買い プレミアム0.30
 権利行使価格 1450 -コール8月限 売り プレミアム3.10

7月限コール買い:0.30ー1.75=ー1.45
8月限コール売り:8.10ー3.10=5.00

ー1.45+5.00=3.55の利益が発生しました。

相場変動の予想を基に仕掛ける
相場変動の予想によってリバース・カレンダー・スプレッドを仕掛けることも可能です。
たとえば、先物が目先下落しそうだと予想されるとき、期近限月のコールを買い、期先限月のコールを売ります。
そして予想通り相場が下落すると、期近のプレミアムよりも期先のプレミアムのほうが大きく剥げる傾向にあるので、利益が発生します。

しかし思惑が外れて相場が上昇してしまうと、逆に期近よりも期先のプレミアムのほうが上昇することになるので、損失を被る可能性があります。
損失が大きくなってしまう前に、損切りをつけるラインをあらかじめ決めておくとよいでしょう。

また、タイム・ディケイにも注意が必要です。
タイム・ディケイはカレンダー・スプレッドにおいては有利に働きますが、リバース・カレンダー・スプレッドにおいては逆に不利になります。

したがって、リバース・カレンダー・スプレッドを戦略にたてるときは、ボラティリティの下落と市場の動きへの素早い対応が求められるので、市場の動向には目を光らせておくことが重要です。

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