イン・アウト・スプレッド

違うページで述べたデビット・スプレッドの変形型がイン・アウト・スプレッドです。
イン・アウト・スプレッドとは、同市場同限月のITMの買いと、OTMの売りの組み合わせによる戦略のことです。
この「ITMの買い」というところがデビット・スプレッドとは異なる点です。

相場のトレンドを予想してオプション・ポジションをたてる場合、その思惑が的中したときに最も大きな利益が期待できるのは「ITMの買い」なのです。というのも、デルタはITMになるに従って100%に近づいていく、つまりオプション価格の動きが原市場に近くなるのです。

ただし、大きな利益が期待できるということは、逆にいえばコストが高くなることも意味します。そこで、同時にOTMの売りを行うことにより売買コストを低く抑えることが出来るのです。

イン・アウト・スプレッドを仕掛けるのに最も適しているのは、相場のトレンドが上下いずれかの方向への形成途上にあるときです。トレンドの形成途上にある市場では、一般にOTMのオプションが買われる傾向にあります。そのため、ITMに比べてOTMのオプションが割高になるのです。イン・アウト・スプレッドを仕掛けるなら、このときがチャンスでしょう。

この戦略での最大可能利益は、ITMとOTMのオプション権利行使価格の差から、ITMとOTMのオプション価格の差を引いた額となります。

たとえば……
 [日経225の価格:17,500円のとき]
  12月限  18,000円-プット 買い プレミアム:1175円
  12月限  16,500円-プット 売り プレミアム: 545円

このポジションの最大可能損失と最大可能利益は以下のとおり(手数料は除く)。
 最大可能損失:1175−545=630円
 最大可能利益:(18000−16500)− 630=870円

イン・アウト・スプレッドの特徴をまとめると、
1)単純なオプション買いや先物よりも売買コストが低く抑えられる
2)最大損失が限られている

ということになります。

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